今回は足の外側に体重が乗ってしまうひと
よくO脚と呼ばれますが、このような人は足の外側に体重を載せて歩いたり、立ったりする人が多いです。
靴のかかとのところをみてみるとわかります。
かかとの内側がすれる人や外側はすれる人など特徴が出ています。
今回はかかとの外側がすれる人のお話です。
腓骨で立っている人達
足の外側に体重を乗せてしまう人は腓骨に体重が乗っています。
これを脛骨のほうに乗せたいです。
下腿、スネのあるところですね。
スネのところに弁慶の泣き所があります。
ここは脛骨です。
その外側にも骨があります。
筋肉でおおわれているのでわかりにくいかもしれませんね。
ここに腓骨があります。
腓骨のほうが細いのですが、どうしても腓骨に乗ってしまいます。
脛骨は真ん中にある
脛骨は足の真ん中にあります。
これを脛骨は内側にあると考えている人がいます。
しかし、実際は真ん中にあります。
後ろにふくらはぎがありますが、その真ん中の前に脛骨はありますね。
そんな構造になっています。
肩甲骨の位置関係
シンプルな話なのですが、脛骨に乗ることが難しくなっています。
これには理由があります。
まず、肩甲骨の位置が関係しています。
肩甲骨が前に倒れた状態の方が多いです。
肩甲骨の位置取りが違うと重心がうまく取れなくなります。
おじいちゃんになってくると、丸くなってきやすくなります。
肩甲骨の位置取りが関係しています。
骨盤のズレと立ち方
骨盤のずれも関係してきます。
骨盤が後ろに倒れると、重心をとらえるのが難しくなります。
筋肉で固めて何とか重心を固定させるのですが、
そのころには足の筋肉はパンパンになっています。
骨格を整える必要があるということがわかっていただけたでしょうか？
全身を整えよう
全身で一つの身体ですから、足だけでなく、全身のバランスを整えることも必要です。
全身が整ったときに自然と地に足がついた感覚が出てきます。
地に足がつくというのは、よく武術で使われる言葉です。
これは体の状態を表した言葉で特定の「やり方」で身につくことではありません。
全身のバランスを理解して、地に足がつく感覚を味わっていただきたいです。
