今日は内転筋についてお話いたします。
一昔前から内転筋は注目されてますね。
テレビでも内転筋を鍛える器具はこれです!って宣伝してたりします。
実際に内転筋は大事です。
歩くときの内転筋

日常的に内転筋が使えるのは、歩くときです。
もちろん使えている人と使えていない人がいるのですが、
基本的に体の外側に力が入っている人は内転筋が使えていないです。
一方、脛骨に体重を乗せて歩いている人は内転筋が使えていることが多いです。
足が着いて足が真下に来るまでのところで、主に内転筋が効いてきます。
そして足が離れたときに内転筋が緩んできます。
内転筋と裏モモ

内転筋が使えるほど、裏モモも使えてくるので、逆に前モモがそげてきます。
前モモの出番が減りますからね。
実際に僕は大学時代にスクワットをして前モモを鍛えていたんですけど、
今となっては裏モモのほうが発達してきて前モモが小さくなってきましたね。
こっちのほうが歩くのは楽ですよ。
前モモは歩くのをとめるための筋肉ですから、前モモを使わないほうが歩くのはスムーズです。
立つのが楽になる

内転筋が強くなると、立つのが楽になります。
内転筋が強くなると、体の中心で一本の棒のように立つことができます。
そうなれば、外の筋肉で踏ん張らずに済むのです。
地面に対して垂直に立てるので、地面反力をもらえます。
なのであとはバランスを取るだけでよいです。
その立ち方ができたときに疲れにくくなります。
足の循環が良くなる

内転筋は足の循環にかかわってきます。
内モモのほうには大きな血管があるからです。
内転筋がしっかり働いてポンプ作用を取り戻すことが大切になってきます。
足の循環が悪くなると、心臓をはじめ、他の臓器にも影響を与えるので注意が必要です。
内転筋の間違った鍛え方
内転筋を鍛えるときの注意点があります。
重力を使って鍛えることが大切です。
地球の中心に向かって重力は働いていますが、足を下ろすときなど、重力を利用して鍛えることで使える内転筋になってきます。
世間では、股を締め上げて鍛える方法が出ていますが、上手にやらないと膝の内側を痛めやすいです。注意してください。
