今回はその症状は薬の副作用かもしれないということで、お話しします。
薬を何種類か継続して飲んでいると、これは新しい症状なのか、薬による副作用なのかわからないときが出てきます。
よくある薬剤師の意見として、
「この薬はずっと飲んでるから副作用ではないのではないか?」
これはあまり根拠になりません。
人の身体の状態は、姿勢、食べ物、季節、考え方によって変わってきます。
どのタイミングで副作用が出るかはわかりません。
弱っているときに出ることもあります。
副作用の例①
例えばどのような副作用が出るか例を挙げてみましょう。
利尿剤がありますが、
水分を体から出します。
この時に脱水症状が起こることがあります。
ミネラルも体から出やすいですからね。
夏とか暑い時期には特に注意が必要です。
副作用の例②

アレルギーの薬では眠気が出ることがあります。
かゆみや鼻水でアレルギーの薬を使っている方はいらっしゃると思います。
眠気がうっすら出ている人もいます。
生活の中で耐えられる眠気かどうか、体と相談して使っている方もいますね。
薬が増えると副作用が見えにくくなる

他にもたくさん例がありますが、ここまでにしておきます。
特に副作用を見抜けない人の特徴は何種類も薬を飲んでいる場合です。
薬が増えれば増えるほど、どの薬で調子が悪くなっているのかが見えにくいです。
副作用の研究は臨床研究でされています。
しかし、それは一つの薬のみを飲んでいるときの話です。
2剤以上飲んだ状態でどんな副作用が出るかはわからないのが実情です。
新しい症状とみるだけでなく、副作用の可能性も見る必要があります。
信頼できる医師の意見を聞いてみてください。
副作用は全身作用

副作用はかなり幅広いです。
添付文書とかを見るとわかるのですが、いろんな副作用が書いてあります。
消化器、心機能、肝臓、腎臓についてなどいろいろと書いてあります。
それだけいろんな臓器に影響するということです。
それを踏まえて考える必要があります。
