新入社員が物覚えが悪く、私の仕事が増えた
何回言っても部下が同じミスをしてしまう、どうしたらよいのだろう
部下ができると、悩みが増えますよね。
私も部下ができたときには、いろいろな問題が起こったので、解決するのに頭を使いました。
仕事を覚えるのが遅い部下との関わり方は以下の点です。
- ・とりあえずやって見せる
- ・メモを取らせる
- ・逃げ道を作っておき、不安でもやらせてみる
- ・怒られることに免疫がない人が増えていることを知る
- ・時間がかかっても、部下が成長することを信じる
- ・ルールを文字にして見えるようにする
目次
とりあえずやって見せる
何度やり方を説明してもわかってくれない。理解力が足りない。
論理的に説明をしてもわかってもらえない場合は多いです。
部下の頭の中でイメージができないことが原因です。
上司の頭の中では「このようにやる」というイメージが鮮明にあります。
上司はその仕事をやったことがあるし、慣れているからです。
言葉だけでは上司と部下でイメージを共有することは難しいです。
このような時は上司がやって見せるほうが早いです。
作業の一つ一つを実際に見せながら、なぜこの作業をしているのかを論理的に説明したらすごくわかりやすくなります。
言葉で説明しようとする方は論理的に説明することが得意なので、その特性はぜひ活かしてください。
メモを取るように促す

メモを取るとか普通でしょ。
このように思う気持ちもわかります。
しかし、最近はバイトもしたことのないような新入社員もいます。
仕事でメモを取ることが、そもそも頭に浮かばない人もいます。
人によっては「メモを取らずに上司の話を聞いたほうが良い」と変に気を使っている場合もあります。
そのような人はメモをとる習慣がないので、こちらでメモを取るように指摘することも大切です。
上の世代からすると「当たり前にやること」だとしても、知らないことが多いです。
知らなかったら教えればよいです。焦らずに行きましょう。
逃げ道を作っておき、不安でもやらせてみる
仕事をやって見せても、不安で動けない人がいる。大丈夫なんだけどなあ
仕事をやって見せても「不安です」と言って、やろうとしない人もいます。
この人はやる気がないのかな
こう思う気持ちもよくわかります。いろいろと教えておぜん立てをしてますからね。
部下としては「本当は仕事をできるようになって貢献したいけど、失敗するのではないか、予想できないことが起きるのではないかと思ってしまう。」というのが本音だと思います。
なので、部下に逃げ道を作ることも大切になります。
やってみてわからないことがあったら、いつでも聞いていいからね。
と、予想外のことが出てきた時に、上司に相談できるようにしておくことが大切です。
責任は上司が取るつもりでやると、部下も安心して仕事ができます。
怒られることに免疫がない人が増えていることを知る
昔は学校でも先生から殴られたり、叱られるのが普通でした。
しかし、今は世の中でも○○ハラスメントと言われることも多く、先生が叱ることも減ってきました。
なので、怒られることに免疫がない人も増えてきています。
怒られても安心感を持つことが想像できないのです。
今は怒られることに我慢しなくてもやっていける時代です。
だから、怒られることに免疫のない人が出てきているのでしょう。
怒らなくても教えることはできますから。
どうしても失敗してはいけない業種もあると思います。命を扱う医師はその仕事の一つだと思います。
それでも若い人にとって、怒ることのプレッシャーが増えていること意識したほうが人間関係での事故が起こりにくいでしょう。
時間がかかっても、部下が成長することを信じる

あの部下は成長する気がないから放っておこう。
教えようとして努力しても、期待通り働いてくれないときは憤りを感じることもあると思います。
子育てでもなんでもそうですけど、人が成長するには信じることがベースになってきます。
信じてくれていることは言わなくても、伝わっていることが多いです。言葉の端々に出ています。
逆に信じていないことも言葉の端々に出てきます。
部下は信じてもらっていると感じると、安心感をもってチャレンジすることができます。
「学ぶことに集中していいんだ」と思えるようになります。
そうなれば勝手に成長してくれるようになります。人は成長したいという欲を持っているからです。
「まずこちらから信じる」、難しいことですがやると変わってきます。
ルールを文字にして見えるようにする
社内には様々なルールがあります。
- ・企画を上司に伝える手順
- ・電話の取り方
- ・店の開け方、閉め方
- ・報告の仕方
ルールを上げると無限にあります。マニュアル化されてる会社もあるでしょう。
ここで見落とすのが雰囲気で生まれるルールです。
- ・失敗は何回まで許されるか
- ・効率のよう業務に切り替えることを優先するか
- ・自分で考えるか、人に聞くかの境界線
- ・どのようなビジネスパートナーを選ぶか
以上のようなことは社内でなんとなくは決まっていても、決まってはいないことが多いです。
人によって仕事の仕方が変わってきて、まとまりがなくなってきます。
部下に仕事を任せても、部下の感覚で仕事をするので、上司の期待とギャップが生まれます。
これは価値観を共有していないことが原因です。
- ・同じ失敗は2回目までは許す。
- ・週の初めに業務を見直して、効率の良い方法に切り替える。
- ・わからないことがあったら10分は自分で調べてみる。
- ・返信が遅い人はビジネスパートナーにしない。
このようにルールを文字にすると全員の価値観を合わせやすくなり、変に気力を使わなくてよくなります。