今回は姿勢を正すことについてお話しします。
テレビでもSNSでも姿勢をよくする情報が増えてきました。
実際に姿勢が良くなると、美容面でも健康面でも良いことが多いです。
私自身も姿勢を改善してきた人間なのでよくわかります。
しかし、姿勢をよくするときに陥りやすいポイントがあります。
身体を固める運動神経が強くなる

一つ目は姿勢を良くしようとして体を固めてしまうということです。
例えば、座っているときに背中が丸くなる人がいます。
そのような人が姿勢をよくしようとして、背筋を伸ばそうとするのです。
うまくできればよいのですが、背中の筋肉をガチっと固めている人がいます。
それでは背骨の動きが固まることになり、呼吸もしづらくなるのです。
一見姿勢は良くなっているかもしれませんが、別のしんどさに変わってしまうわけです。
私もこの罠には引っかかっていました。
姿勢を良くしているつもりが、背中の筋肉を力ませて無理やり姿勢を保っていただけでした。
息もしづらく、腰も痛くなってましたね。仕事での疲労もすごかったです。
今思うと、危なかったですね。
姿勢をよくしようとせずに姿勢をよくする

そのような人は姿勢を良くしようとしないことが大切です。
では姿勢を意識せずにどうやって姿勢をよくするんですか?という話になってきます。
ここで活躍するのが立腰体操ですね。
立腰体操は姿勢を意識せずに、姿勢を変えていく仕組みが盛りだくさんです。
「体の在り方」から整える

いわゆる良い姿勢だからと言って、その人が緩んでいるかどうかは別の話です。
座るときに、背筋が伸びて力みまくっている人がいる一方、同じく背筋がまっすぐで緩みまくっている人がいます。
これは、どこの骨や筋肉を使っているか、どんな運動神経を使っているかが全く違うからです。
それを「体の在り方」と言います。
この「体の在り方」を書き換える必要があるんですね。
一流のアスリートはここから違います。だからあんなにパフォーマンスが変わってくるわけです。
座るときも、前モモを使って座るか、裏モモや大腰筋を使って座るのかでは、身体感覚は大きく変わってきます。
